座談会御書「富木尼御前御返事」講義(2021年7月度)
2021/7/4 富木尼御前御返事
我れ等は仏に疑いなしとをぼせば・なにのなげきか有るべき、きさきになりても・なにかせん 天に生まれても・ようしなし、竜女が あとをつぎ摩訶波舎波提比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれし・あらうれし、南無 ...
座談会御書「祈禱抄」講義(2021年6月度)
2021/5/29 祈禱抄
大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず 大地をさして外れることがあっても、大空をつなぐ者があっても ...
座談会御書「立正安国論」講義(2021年5月度)
2021/4/30 立正安国論
帝王は国家を基として天下を治め人臣は田園を領して世上を保つ、而るに他方の賊来って其の国を侵逼し自界叛逆して其の地を掠領せば豈驚かざらんや豈騒がざらんや、国を失い家を滅せば何れの所にか世を遁れん汝須く一 ...
座談会御書「諫暁八幡抄」講義(2021年4月度)
2021/4/30 諫暁八幡抄
今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月二十八日より今年弘安三年太歳庚辰十二月にいたるまで二十八年が間又他事なし、只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり、此れ即母の赤子の口に乳を入 ...
座談会御書「乙御前御消息」講義(2021年3月度)
いよいよ強盛の御志あるべし、冰は水より出でたれども水よりもすさまじ、青き事は藍より出でたれども・かさぬれば藍よりも色まさる、同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべ ...
座談会御書「種種御振舞御書」講義(2021年2月度)
2022/12/21 種種御振舞御書
仏滅後・二千二百二十余年が間・迦葉・阿難等・馬鳴・竜樹等・南岳・天台等・妙楽・伝教等だにも・いまだひろめ給わぬ法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に ...
座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2021年1月度)
此の法華経の一字の功徳は釈迦・多宝・十方の諸仏の御功徳を一字におさめ給う、たとへば如意宝珠の如し 一珠も百珠も同じき事なり 一珠も無量の宝を雨す 百珠も又無尽の宝あり この法華経の一字には釈迦・多宝・ ...
座談会御書「妙密上人御消息」講義(2020年12月度)
2022/12/21 妙密上人御消息
金は やけば弥色まさり 剣は とげば弥利くなる・法華経の功徳は ほむれば弥功徳まさる、二十八品は正き事はわずかなり 讃むる言こそ多く候へと思食すべし 金は、焼けばいよいよ色が良くなり、剣は、研げばいよ ...
座談会御書「異体同心事」講義(2020年11月度)
2021/1/4 異体同心事
日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定 法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし、譬へば多くの火 ...
座談会御書「一生成仏抄」講義(2020年10月度)
2020/9/29 一生成仏抄
衆生と云うも仏と云うも亦此くの如し迷う時は衆生と名け悟る時をば仏と名けたり、譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し、只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心 ...