座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2024年8月度)
賢人は、八風と申して八つのかぜにおかされぬを、賢人と申すなり。利い・衰え・毀れ・誉れ・称え・譏り・苦しみ・楽しみなり。おお心は、利いあるによろこばず、おとろうるになげかず等のことなり。この八風におかさ ...
座談会御書「三三蔵祈雨事」講義(2024年7月度)
2024/7/6 三三蔵祈雨事
夫れ、木をうえ候には、大風ふき候えども、つよきすけをかいぬればたおれず。本より生いて候木なれども、根の弱きはたおれぬ。甲斐なき者なれども、たすくる者強ければたおれず。すこし健げの者も、独りなれば悪しき ...
座談会御書「曽谷殿御返事」講義(2024年6月度)
この法門を日蓮申す故に、忠言耳に逆らう道理なるが故に、流罪せられ、命にも及びしなり。しかれども、いまだこりず候。法華経は種のごとく、仏はうえてのごとく、衆生は田のごとくなり。 この法門を日蓮が説くので ...
座談会御書「妙密上人御消息」講義(2024年5月度)
2024/5/7 妙密上人御消息
金はやけばいよいよ色まさり、剣はとげばいよいよ利くなる。法華経の功徳は、ほむればいよいよ功徳まさる。二十八品は正しきことはわずかなり、讃むる言こそ多く候えと思しめすべし。 金は焼けばいよいよ色が良くな ...
座談会御書「生死一大事血脈抄」講義(2024年4月度)
2024/4/12 生死一大事血脈抄
相構えて相構えて、強盛の大信力を致して、南無妙法蓮華経臨終正念と祈念し給え。生死一大事の血脈、これより外に全く求むることなかれ。煩悩即菩提・生死即涅槃とは、これなり。信心の血脈なくんば、法華経を持つと ...
座談会御書「兵衛志殿御返事」講義(2024年3月度)
しおのひるとみつと、月の出ずるといると、夏と秋と、冬と春とのさかいには、必ず相違することあり。凡夫の仏になる、またかくのごとし。必ず三障四魔と申す障りいできたれば、賢者はよろこび愚者は退く、これなり。 ...
座談会御書「大悪大善御書」講義(2024年2月度)
2024/2/13 大悪大善御書
大事には小瑞なし。大悪おこれば大善きたる。すでに、大謗法、国にあり。大正法、必ずひろまるべし。各々なにをかなげかせ給うべき。迦葉尊者にあらずとも、まいをもまいぬべし。舎利弗にあらねども、立っておどりぬ ...
座談会御書「崇峻天皇御書」講義(2024年1月度)
「中務三郎左衛門尉は、主の御ためにも、仏法の御ためにも、世間の心ねも、よかりけり、よかりけり」と、鎌倉の人々の口にうたわれ給え。あなかしこ、あなかしこ。蔵の財よりも身の財すぐれたり、身の財より心の財第 ...
座談会御書「日妙聖人御書」講義(2023年12月度)
2023/12/13
我ら具縛の凡夫、たちまちに教主釈尊と功徳ひとし。彼の功徳を全体うけとる故なり。経に云わく「我がごとく等しくして異なることなし」等云々。法華経を心得る者は釈尊と斉等なりと申す文なり。 私たち煩悩に縛られ ...
座談会御書「寂日房御書」講義(2023年11月度)
2023/11/10 寂日房御書
かかる者の弟子檀那とならん人々は、宿縁ふかしと思って、日蓮と同じく法華経を弘むべきなり。法華経の行者といわれぬること、はや不祥なり、まぬかれがたき身なり。 このような日蓮の弟子檀那となる人々は、宿縁が ...