座談会御書「開目抄」講義(2022年5月度)
2023/7/6 開目抄
我ならびに我が弟子、諸難ありとも疑う心なくば、自然に仏界にいたるべし。天の加護なきことを疑わざれ。現世の安穏ならざることをなげかざれ。我が弟子に朝夕教えしかども、疑いをおこして皆すてけん。つたなき者の ...
座談会御書「四菩薩造立抄」講義(2022年4月度)
2023/7/6 四菩薩造立抄
総じて、日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人々は、日蓮がごとくにし候え。さだにも候わば、釈迦・多宝・十方の分身・十羅刹も御守り候べし。 総じて日蓮の弟子といって法華経を修行する人々は、日蓮のようにしな ...
座談会御書「妙一尼御前御消息」講義(2022年3月度)
2023/7/6 妙一尼御前御消息, 冬は必ず春となるの事
法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる。いまだ昔よりきかずみず、冬の秋とかえれることを。いまだきかず、法華経を信ずる人の凡夫となることを。経文には「もし法を聞くことあらば、一りとして成仏せざる ...
座談会御書「一生成仏抄」講義(2022年2月度)
2023/7/6 一生成仏抄
衆生というも仏というも、またかくのごとし。迷う時は衆生と名づけ、悟る時をば仏と名づけたり。譬えば、闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるがごとし。只今も、一念無明の迷心は磨かざる鏡なり。これを磨かば、必ず法性真如 ...
座談会御書「持妙法華問答抄」講義(2022年1月度)
2023/7/6 持妙法華問答抄
寂光の都ならずば、いずくも皆苦なるべし。本覚の栖を離れて、何事か楽しみなるべき。願わくは、「現世安穏、後生善処」の妙法を持つのみこそ、ただ今生の名聞、後世の弄引なるべけれ。すべからく、心を一にして南無 ...
座談会御書「聖愚問答抄」講義(2021年12月度)
2023/7/6 聖愚問答抄
されば一遍此の首題を唱へ奉れば一切衆生の仏性が皆よばれて爰に集まる時我が身の法性の法報応の三身ともに・ひかれて顕れ出ずる是を成仏とは申すなり、例せば籠の内にある鳥の鳴く時・空を飛ぶ衆鳥の同時に集まる是 ...
座談会御書「寂日房御書」講義(2021年11月度)
2023/7/6 寂日房御書
夫れ人身をうくる事はまれなるなり、已にまれなる人身をうけたり又あひがたきは仏法・是も又あへり、同じ仏法の中にも法華経の題目にあひたてまつる結句題目の行者となれり、まことにまことに過去十万億の諸仏を供養 ...
座談会御書「千日尼御前御返事」講義(2021年10月度)
此の経文は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし、南無阿弥陀仏経等はきじのごとし兎のごとし・鷲につかまれては涙をながし・師子にせめられては腸わたをたつ この法華経の ...
座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2021年9月度)
法華経の信心を・とをし給へ・火をきるに・やすみぬれば火をえず、強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ、あしき名さへ流す況やよき名をや何 ...
座談会御書「減劫御書」講義(2021年8月度)
2023/7/6 減劫御書
法華経に云く「皆実相と相違背せず」等云々、天台之を承けて云く「一切世間の治世産業は皆実相と相違背せず」等云々、智者とは世間の法より外に仏法を行ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり 法 ...