座談会御書「弥三郎殿御返事」講義(2023年3月度)
2023/7/6 弥三郎殿御返事
ただひとえに思い切るべし。今年の世間を鏡とせよ。そこばくの人の死ぬるに、今まで生きて有りつるは、このことにあわんためなりけり。これこそ宇治川を渡せし所よ。これこそ勢多を渡せし所よ。名を揚ぐるか、名をく ...
座談会御書「日女御前御返事」講義(2023年2月度)
南無妙法蓮華経とばかり唱えて仏になるべきこと、もっとも大切なり。信心の厚薄によるべきなり。仏法の根本は信をもって源とす。 南無妙法蓮華経とだけ唱えて、成仏することが最も大切である。ひとえに信心の厚薄に ...
座談会御書「諸経と法華経と難易の事」講義(2023年1月度)
2023/7/6 諸経と法華経と難易の事, 難信難解法門
仏法ようやく顚倒しければ、世間もまた濁乱せり。仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲がれば影ななめなり。 仏法が、このように次第に転倒したので、世間もまた濁り、乱れてしまった。仏法は本体のようなも ...
座談会御書「新池殿御消息」講義(2022年12月度)
2023/7/6 新池殿御消息
千里の野の枯れたる草に蛍火のごとくなる火を一つ付けぬれば、須臾に一草二草、十・百・千・万草につきわたりてもゆれば、十町二十町の草木一時にやけつきぬ。竜は一渧の水を手に入れて天に昇りぬれば、三千世界に雨 ...
座談会御書「千日尼御前御返事」講義(2022年11月度)
譬えば、天月は四万由旬なれども、大地の池には須臾に影浮かび、雷門の鼓は千万里遠けれども、打てば須臾に聞こゆ。御身は佐渡国におわせども、心はこの国に来たれり。仏に成る道もかくのごとし。我らは穢土に候えど ...
座談会御書「佐渡御書」講義(2022年10月度)
2023/7/6 佐渡御書
畜生の心は、弱きをおどし、強きをおそる。当世の学者等は畜生のごとし。智者の弱きをあなずり、王法の邪をおそる。諛臣と申すはこれなり。強敵を伏して始めて力士をしる。悪王の正法を破るに、邪法の僧等が方人をな ...
座談会御書「経王殿御返事」講義(2022年9月度)
2023/7/6 経王殿御返事
ただし御信心によるべし。つるぎなんども、すすまざる人のためには用いることなし。法華経の剣は、信心のけなげなる人こそ用いることなれ。鬼にかなぼうたるべし。 ただし(御本尊に偉大な功力があるといっても、 ...
座談会御書「妙密上人御消息」講義(2022年8月度)
2023/7/6 妙密上人御消息
日本国の中にただ一人、南無妙法蓮華経と唱えたり。これは須弥山の始めの一塵、大海の始めの一露なり。二人・三人・十人・百人、一国・二国、六十六箇国、すでに島二つにも及びぬらん。今は謗ぜし人々も唱え給うらん ...
座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2022年7月度)
日蓮は少きより今生のいのりなし。ただ仏にならんとおもうばかりなり。されども、殿の御事をば、ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり。その故は、法華経の命を継ぐ人なればと思うなり。 日蓮は若い時から今生 ...
座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2022年6月度)
なにの兵法よりも法華経の兵法をもちい給うべし。「諸余の怨敵は、みな摧滅す」の金言むなしかるべからず。兵法・剣形の大事もこの妙法より出てたり。ふかく信心をとり給え。あえて臆病にては叶うべからず候。 どの ...