座談会御書「崇峻天皇御書」講義(2024年1月度)
「中務三郎左衛門尉は、主の御ためにも、仏法の御ためにも、世間の心ねも、よかりけり、よかりけり」と、鎌倉の人々の口にうたわれ給え。あなかしこ、あなかしこ。蔵の財よりも身の財すぐれたり、身の財より心の財第 ...
座談会御書「日妙聖人御書」講義(2023年12月度)
2023/12/13
我ら具縛の凡夫、たちまちに教主釈尊と功徳ひとし。彼の功徳を全体うけとる故なり。経に云わく「我がごとく等しくして異なることなし」等云々。法華経を心得る者は釈尊と斉等なりと申す文なり。 私たち煩悩に縛られ ...
座談会御書「寂日房御書」講義(2023年11月度)
2023/11/10 寂日房御書
かかる者の弟子檀那とならん人々は、宿縁ふかしと思って、日蓮と同じく法華経を弘むべきなり。法華経の行者といわれぬること、はや不祥なり、まぬかれがたき身なり。 このような日蓮の弟子檀那となる人々は、宿縁が ...
座談会御書「報恩抄」講義(2023年10月度)
2023/10/6 報恩抄
日本乃至漢土・月氏・一閻浮提に、人ごとに有智・無智をきらわず一同に他事をすてて南無妙法蓮華経と唱うべし。このこといまだひろまらず。一閻浮提の内に仏の滅後二千二百二十五年が間、一人も唱えず。日蓮一人、南 ...
座談会御書「御義口伝」講義(2023年9月度)
2023/9/9 御義口伝
御義口伝に云わく、「大願」とは、法華弘通なり。「愍衆生故」とは、日本国の一切衆生なり。「生於悪世」の人とは、日蓮等の類いなり。「広」とは、南閻浮提なり。「此経」とは、題目なり。今、日蓮等の類い、南無妙 ...
座談会御書「四条金吾殿御返事」講義(2023年8月度)
苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経とうちとなえいさせ給え。これあに自受法楽にあらずや。いよいよ強盛の信力をいたし給え。 苦を苦と覚り、楽を楽と開き、苦も楽もともに ...
座談会御書「檀越某御返事」講義(2023年7月度)
2023/7/9 檀越某御返事
さておわするこそ、法華経を十二時に行ぜさせ給うにては候らめ。あなかしこ、あなかしこ。御みやづかいを法華経とおぼしめせ。「一切世間の治生産業は、皆実相と相違背せず」とは、これなり。 そのようにおられるこ ...
座談会御書「上野殿御返事」講義(2023年6月度)
そもそも、今の時、法華経を信ずる人あり。あるいは火のごとく信ずる人もあり、あるいは水のごとく信ずる人もあり。聴聞する時はもえたつばかりおもえども、とおざかりぬればすつる心あり。水のごとくと申すは、いつ ...
座談会御書「顕仏未来記」講義(2023年5月度)
2023/7/6 顕仏未来記
月は西より出でて東を照らし、日は東より出でて西を照らす。仏法もまたもってかくのごとし。正像には西より東に向かい、末法には東より西に往く。 月は西から出て東を照らし、日は東から出て西を照らす。仏法もまた ...
座談会御書「呵責謗法滅罪抄」講義(2023年4月度)
2023/7/6 呵責謗法滅罪抄
いかなる世の乱れにも各々をば法華経・十羅刹助け給えと、湿れる木より火を出だし、乾ける土より水を儲けんがごとく、強盛に申すなり。 どのように世の中が乱れていても、あなた方のことを「法華経や十羅刹女よ、助 ...